2003.7.17
のぞきマニア 「やっべ!財布!!!」 久しぶりにアカデミーに寄って、久しぶりにイルカの顔を拝めたまでは良かったが、全財産を詰め込んだお気に入りのカエルの蝦蟇口を置いてきてしまった。 たしか、任務をこなしては少しづつ溜め込んだ稼ぎを自慢していて…。 そのまま机の上に放置してきた…、はずだ。 「ま、イルカ先生なら安心だってばよ♪」 今から引き返して取りには行くが、大切に保管しておいてくれているだろう。 教室の前まで行くと、まだ先ほどと変わらない明かりが灯っていて、ほっと安堵の息を吐き、扉に手をかけようとする、が…。 「学校って、やっぱなんかいいですよね、イルカ先生v」 「あなたそれ、どういう意味で言ってるんですか」 この状況で、と、黒板に身体ごと押し付けられたイルカがカカシの腕の中でぼそりと洩らす。 「なんかイケナイコトしてるみたいでドキドキしちゃうじゃないですか」 そう言いながら、すでにカカシの手はイルカの上着を捲り、腹の辺りをまさぐっているのだ。 「カカシさん…」 大きな溜息が、教室に響く。 (な、ななな何だってばよ!!!?) 一体どうなっているんだ、と。 別の聞き覚えのある声に何となく嫌な予感がして、ほんの少しだけ扉を開けて中を覗き込んでみた。 が、何故。 変態がここにいて、イルカとあんなに密着しているのだろうか。 「大好きですよ、イルカせんせーvvv」 少し屈んだカカシが、イルカの唇に噛みついて。 観念したのか、主だった抵抗を示してこない相手にニヤリと口角を上げながら、何度も何度も濃厚な口づけを贈っている。 双方の吐息は荒々しく、まるで飢えた獣のようにお互いを貪り合っているのだ。 (き、キモー!キモーッ!!!) あまりの衝撃に震える太ももを叱責して、ナルトは逃げる。 途中、何度か転びながらも。 「今、何か音しませんでした?!」 ハッ!と顔を上げたイルカは、こんな場面を誰かに見られたのではないかと顔面蒼白になっている。 「いやー、あのオレンジ色からしてナルトじゃないですか?」 こちらの心配を余所に、相変わらず気配消すのがへったクソで、などと笑顔のまま。 「え…、ナ、ナル?」 「そんなことよりぃ…」 「あんたのせいです!!!」 焦らされた子どものような声を出して下半身に伸ばされた不躾な腕を振り払い、手元に偶然あったのは教室一の分厚さを誇る広辞苑。 それを、容赦なくカカシの顔面めがけて叩きつけたのだった。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 「って、俺死ぬかと思った…」 「だからって何でうちに来んだよ」 未だぜーぜーと苦しげに気管を鳴らしながら、テーブルに突っ伏しているナルトの目の前に、サスケは淹れたてのお茶を置いてやる。 ナルトはのろのろと顔を上げ、素直にそれを美味そうに啜り始めた。 「あの二人、デキてたなんて俺知らなかったってばよ」 「いや、カカシは節操ないって話はよく聞くからな。だいたいイルカ先生があんな変態、本気で相手にしないだろ」 「そりゃそーだけどよ…」 生徒、というより部下に変態呼ばわりしかされていないが、普段の彼の生活っぷりを見ると致し方ないところなのである。 言われてる本人だってまったく気にしてはいないのだ。 「でも、あのキスシーン…」 思い出してまた鳥肌が立ったのか、ナルトは両腕を抱き締めながら身震いしている。 「そんなに、すごかったのか…」 「うん…」 二人の間に暫しの沈黙が流れ、気まずい雰囲気に支配されていく密室。 こっちだって、数日前から何となくお互いを意識しちゃったりなんかし始めている状態だというのに。 ひどい刺激の加えられ方である。 「恨むってばよ…、カカシ先生…」 「とにかく、明日も早い。もう寝るぞ」 「ね、寝るっ?!」 「ナニ考えてんだこの馬鹿っ!」 思わず声が裏返ってしまったナルトに鉄拳を浴びせて。 気絶した彼を確認してからその傍らに横になり、サスケ自らも眠りに入っていったのだった。 この日も普段通りに朝は来て、上司も普段通りに遅刻をしてくる。 「よ、待った?」 「待った、じゃないわよもー!!!」 ただ、当たり前じゃない!と喰ってかかるのはサクラしかいなかった。 「ん?どうしたナルト。元気ないな」 「そ、そんなことないってばよ!カカシ先生こそなんだか疲れた感、じ…」 ここまで言って、やばい、と末尾を濁らせてもまったく意味を為さない。 「それがさ〜、イルカ先生ったらなかなか俺を寝…」 「いいから行くぞ!だいたいお前のせいで任務に遅れてんのわかってんのか?!」 良くぞ聞いてくれたと言わんばかりのノリで語り出したカカシを制し、サスケがその胸ぐらを捻り上げれば。 背伸びした自分と、膝を折っているカカシの目線が同じところにくる。 ふと、昨日のナルトの話を思い出してしまった。 イルカとのキスシーン。 この、唇が…。 いつのまにか、マスクに隠されたそこだけを凝視していたらしい。 それに気づいたのか、カカシはにっこりと微笑んでいる。 「何だよ」 「別に〜v」 「早く行くってばよ!」 そこ離れろ!と二人の間に突っ込んでいったナルトの首根っこを掴み、軽々と持ち上げて。 「そういやお前、忘れてったろ」 「へ?」 「財布だよ、さーいーふー」 鼻先に、すっかり忘れていたカエルがぶら下げられる。 「あ、あれ〜?俺ってば、ど、どこに置いてきたんだろ」 「ねえ?ナルトったらあそこまで取りに来ておいて帰っちゃうんだもんな〜」 「は、はい?何の話か俺全然…」 「ま、何でもいいけど」 ポイ、とナルトから手を離し、カカシはさっさと任務の行われる森へと入っていってしまった。 「お前、しっかり見られてんじゃねえか」 「う…」 さすが上忍、というべきだろうが、気付いていながらも行為を止めない所はどうなのだろう…。 本日の任務はイノシシから畑を守るもの、というかなり眠くなってくるようなものだった。 じっと、身を潜めて草陰に隠れていなければならない。 「最近こんなのばっかりだな」 下忍、なんだから仕方ないけれど。 ナルトが毎度毎度任務を申し渡す火影に喰ってかかるのも仕方ないだろう。 それでも、根が真面目なサスケはじっと畑を見張っているのだ。 イヤホンを通じて、木の上で獣の動きを監視しているサクラからの報告に耳を傾けながら。 「そんなに見つめられるとけっこう恥ずかしいんだけど?」 「?!」 ゾクリ、と全身に鳥肌が立つ。 どんな抜き足を使うんだろうか、耳にふっと息を吹きかけられるまで気がつかなかったなんて。 「あんた何やってんだ」 邪魔だ、とサスケは思いきり顔を顰める。 「それにあんたのことなんて見てない」 「さっき俺のこと見てただろ」 「はあ?」 「ナルトに聞いてんだろうが」 だから…、と言いつつカカシは暑苦しいマスクに人指し指を伸ばして。 「サスケもして欲しいのかな〜?って思ってv」 ちゅっと、触れて離れる唇。 「これ以上やると俺、ナルトに殺されかねないからやめとくわ」 いつからそこにいたのだろう、背後で怒りに震えている金髪の少年に微笑みかけて、そのまま消えてしまった。 「ちょ、ちょっと!こんな任務お前らだけで充分だろってどういうことよ?!」 カカシ先生どっか行っちゃったわよも〜!と、サクラも怒り心頭の様子で木から下りてくる。 「ほんっと、無責任なんだからあ!!!って、あれ?どうしたの二人とも…」 口を押さえて呆然としているサスケと、地面にへたり込んでいるナルト。 「「あのヤロウ、ぶっ殺す…」」 「え、ええ?!ちょっとサスケくん!こらナルトォーーーーー!!!」 大地を揺るがすかのような叫びも虚しく、一人ポツンと森に残されたサクラであった。 とは言っても、今の自分たちでは到底カカシには敵わない、ということが身を持ってしてわかっているだけに口惜しい。 だがせめて、殺せないまでも屈辱的な目にぐらいは合わせてやりたいと思うのが子ども心なのある。 「チィ!どうすれば…」 「あの変態が堪えるようなことなんて思いつかないってばよ…」 のらりくらりと、何でも交わしてしまいそうな気がしてならない。 「マジで嫌な奴だな、あの節操なし!」 「節操なし、か…」 急にサスケは立ち上がり、押入れの中をガサガサと物色し始めた。 ニヤリと背筋の凍るような微笑を乗せて、手に持つものをナルトに渡す。 元が美人なだけに、サスケにこういう顔をされると本当に怖い時があるのだ。 「サ、サスケちゃん…?」 受け取った使い捨てカメラを見て、まさか…、とナルトは最高に嫌な予感がする。 「これで、カカシのエロシーンを撮って、恐喝する」 「恐喝っ?!」 「俺たちにも金が入るし、一石二鳥じゃねえか」 確かに、俺たちはまだまだ激貧だ。 金は嬉しい、が…。 「それ、絶対失敗するってばよ…」 「今晩も奴はどこかに行くはずだ。そこを狙うぞ」 怖いから、あまり大きな声で言えなかった科白は案の定聞こえてなかったらしい。 こうなっては、もうサスケを止められないだろう。 「何があっても、俺が守ってやるからな…」 「あ?何の話だ」 結局はカカシに可愛がられている(色んな意味で)サスケだから、奴の恐ろしさを半分も理解していないのだろうことを、改めて実感したナルトであった…。 「あ、アスマー?今から行くから。…うんそう、さっき任務終わったのよ」 「嘘つきやがれ。てめえ何時に帰ったと思ってんだ」 自分だって、ほぼ同時にサクラを置いて帰ってきたくせに、サスケは舌打ちする。 だらだら道の真ん中を歩いているカカシを、壁に貼り付いて尾行しながら。 「う…、今日はシカマルたちの先生かよ…」 さらにキリキリと痛む胃を押さえ、ナルトもその後に続く。 何だかイルカの時以上の衝撃を与えられそうなことを、本能的に感じるのだ。 「あッ!」 「消えた!」 シュン、といなくなった上忍を見て、アスマの家なんて知らなかったことに今さら気付く。 「どこ行った?!」 「あ、ああーッ!あそこっ!!!」 5件先の高そうなマンションのベランダに認められるは確かにカカシの姿。 「フン、あそこか」 サスケとナルトの見つめるその先で、出てきたアスマに腰を抱かれ、引きずり込まれるようにして部屋の中へと消えていった。 「「………」」 一瞬言葉を失ってしまったが、気を取り直して。 「行くぞ」 「お、おう…」 自分たちも、こっそりそのベランダにお邪魔する。 「いいか、見つかるなよナル…」 「あっ!やめろよアスマ。くすぐったいって〜v」 途中で途切れた言葉の続きは発せられることなく、サスケの手元から転がり落ちたカメラだけがカシャーン…と虚しい音を響かせていた。 「ん?何か今変な音しなかった?」 ガラス越しに聞こえてくるカカシの声に、逸早く我に返ったナルトが固まったままのサスケを伏せさせる。 「どうせそこらへんの野良猫だろ」 餌でも欲しがってんだろ、という科白に、肺いっぱいに溜めていた空気がやっと吐き出せた。 サスケも、腕の中でほっと安堵の息を洩らしている様子である。 「へえ、この辺野良猫なんていたんだ」 「ああ、金と黒の可愛い子猫がな」 「言えてる」 耳元で囁く程度の音はさすがに二人にまでは届かなくて。 笑い合っている声は聞こえてもいちゃついているようにしか見えないから。 ハナっから気付かれているなんてことには気付けない。 「あ、あぶねーってばよ…、気をつけろよ」 「カ、カカ、カカシがあんな甘えた声出してやがるんだぞ?!」 見ろこの腕!とひどい鳥肌を見せられても…。 「だから俺言ったじゃねーか!マジで気持ちワリィからやめろって何度も!!!」 経験者があれほど切実に語ったのに、聞く耳持たなかったのはサスケなのである。 「とにかくもう帰…」 「うあ、んッ!アスマっ!い、痛っ…」 「大丈ー夫、痛いのはいつも最初だけだろ」 「ふ、あ…、相変わら、ず、イジワルねー」 何故だか、こちらを向いて。 カカシが腰を高く上げた格好で、辛そうにシーツを握りしめている。 その尻を突き出す先にいるアスマは、楽しそうにカカシの陰茎を弄びながら、自らのものはアナルに押し付けているようだ。 いつの間に、ここまで行為が進んだのかとか、わざわざこちらによく見えるアングルにベッドごと移動してくれたのかと疑問に思う前に。 ((キャーーーーー!!!)) 声にならない悲鳴が喉を突き、思わずついた尻もちは立ち上がる気力さえ腰に与えてくれないのだ。 帰ろうとサスケの手を引こうとしたままの状態で、震える二人の指先はしっかり握り合っている。 「で、でかい…」 「キモイ…」 うえっ、と胃からこみ上げてくるものを気力で押し殺すのがやっとだ。 「んっ!や、アスマ、これいいっ!」 二人の荒い息づかいと、アスマが腰を叩きつける度にグチャグチャ鳴る粘着質な音。 こういうのは、ついこの間見たことがある。 「こないだ、さ…、みんなでシカマルん家でエロビ観たじゃん…?」 「ああ…」 ナルトとシカマルにキバ、チョージ、いやがるところを無理矢理つれてきたサスケと、案外素直にノッてきたシノとで。 そう、健全な青少年ならば一度は通る道。 親が留守中の友達の家でAV鑑賞会である。 が…、 「こんなの、比じゃないってばよ…」 「コレと比べられてたまるか、よ…」 やはり男同士で、しかも二人ともが雄々しく鍛え上げられた身体、というのがいけないのだろうか。 初AVもそれなりの衝撃はあったが、吐き気を催すほどではなかったと思う。 この、震えが止まらないというのだって明らかにおかしい。 「この作戦は失敗だって…、帰ろう、サスケ…」 「でもせめて一枚くらいは…」 そっと、少し離れた場所に転がったままだったカメラに手を伸ばす。 「どうした、いつもよりイイじゃねえかお前」 けれど、やけにダイレクトに耳に入ってきたアスマの声に、サスケはピタリと動きを止めて。 恐る恐る、顔を上げた。 「く、うっ…」 「こういう場所だと『誰かに見られてるようで』感じるか?」 「あ、あわ…」 ニヤリ、と舌なめずりしながらこちらを見下すアスマとばっちり目が合う。 思わず、ナルトがサスケの華奢な身体を抱き寄せても、お互いにガタガタと震えているものだから何だか大変なことになっていた。 「あ、もう…、ヤバイって、アスマッ!」 「いつものことだろ」 「「ぎゃっ!!!」」 びちゃっ!とちょうど二人の目線の高さのところに白濁した液体が飛び散り、そのまま重力のなすがまま、とろりとガラスを伝って流れてゆき。 ベッドの下に崩れ落ちたカカシが、その自らの吐き出した精液をサッシから丁寧に舐めとっているのだ。 サスケの鼻先数センチのところを、ガラス越しにカカシの舌が通っていく。 視線は、確実に怯える子どもを捕えたまま。 「カカシ」 「わかってるよ、んーv」 サラサラの銀糸をいじっていたアスマはベッドの上から、自分よりはいくらか細い身体を抱き寄せ、その唇に噛みつく。 舌を絡ませつつも、しばらくそれぞれがナルトとサスケを交互に見合わせ、満足げに口角を歪ませたかと思ったら、口移しで精液を味わい始めた。 まるで、二人に見せつけるかのように…。 カカシの唇からこぼれ落ちた白い液が、顎を伝っていく。 「ぎゃーーーーー!!!もう無理!サスケ!逃げるってばよ!!!!!」 っつうか俺たち絶対ぇ殺される!と、がばっと立ち上がり、サスケの腕を思い切り引き上げるが、彼からの立ち上がろうという様子は感じ取れない。 「ナ、ルト。こ、腰が…」 抜けて立ち上がれない、と。 「だったら俺にしっかり掴まってろよ!」 「う、うわ!」 がばっと抱き上げられ、自然とサスケもナルトの首にしがみつく。 「忍法木の葉がくれの…げっ!」 術っ!と、ベランダの柵に飛び乗ったところで消えるはずであったのに、いつの間にかひどく手に汗握っていたのだろう、柵にそれをついた途端、ずるりとすべり。 気づいたときにはもう1階の植え込みに嵌っていて。 「あーあ。せっかく男になったかと思ったのに」 「まだまだ、だな」 さらにはカカシとアスマに囲まれていた。 「先生たちってば、裸のまま、だってば、よ…?」 腕の中のサスケの意識はもうない。 「あ、お前知らなかった?俺たち今一発ヤってたとこだったのよv」 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 「う、うう〜ん…」 何だか、ものすごい嫌な夢を見ていたような気がする。 チュンチュンという可愛らしいスズメの鳴き声に起こされるなんてかなり良い目覚めのはずなのに、気分がとてつもなく重い。 「ワケだってばよ…」 ぼーっとした視界がだんだんと鮮明になってくれば、はっきりと見える、目の前にあるカカシの笑顔と、その腕の中で眉間に皺を寄せながらも未だ目覚めていないサスケの姿。 それも全裸で。 「おはよう、ナルトくん」 「………」 「やっぱお前って野性だねー。全然ダメだわ、こっちの姫は」 よくもまあ無防備に寝てられること、とカカシは楽しそうにサスケの頬にキスを落としている。 「ああっ!もうダメだってばよ!!!!!」 サスケに手ぇ出すな、と起き上がってみたはいいが、自分だって素っ裸ではないか。 たしか、ベランダから落っこちて、カカシに馬鹿にされて、アスマに笑われて。 無理矢理部屋に連れ戻されて…、と、そこからの記憶がまったくない。 「俺たちに何した…」 「別に何も?」 「強いて言うなら撮影会ってとこか?」 ベッドサイドで紫煙を燻らせていたアスマが、ポンと何かを放り、反射的にそれを受け取った。 その塊はサスケの使い捨てカメラで、20枚はあったはずのフィルム数が0になっている。 背筋に冷たいものが落ちてゆくという、お約束のパターンは良く当たるのだ。 「何、撮ったんだってばよ…」 「さあ、現像してみればー?」 「自分で現像した方がいいぞ、それ」 店には出さないようなものということか。 「と、バカ話はその辺で終わりだな。そろそろ行くぞ、カカシ」 「ああ、そうね」 そう言えば、カカシもアスマもきっちり普段の上忍スタイルに身を包んでいる。 「あれ?どっか行くの?」 「そ、今から任務なのよ俺たち」 上忍は忙しいのよ、と言うならば、昨晩くらいは休んでおけばいいだろうがと突っ込まずにはいられない。 「と、いうことなのでサスケくんとごゆっくり〜」 「あんまり部屋汚すなよ、ナルト」 「じゃーねー」 「…っておいってば!」 汚すなって、この誰のだかわからない(もしかしたら自分のかもしれない)精液でべたべたのシーツの上でサスケと二人きり残されて。 御丁寧にサイドテーブルには封切り前のローションまで置かれている。 あんな惨劇を見せつけておいて、よくもこんな…。 「この変態教師どもがーーーーー!!!」 此れも一つ、性教育授業の一貫。 であったかどうかは定かでは、ない…。 END |
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